
バイヤーなき兵器展覧会
労働新聞は20日、「国防科学院が19日、新型のSLBMの試射に成功した」と伝えた。潜水艦からSLBMを発射したと主張している。同紙は、艦橋部分のハッチが開いたように見える潜水艦の写真を掲載した。自衛隊関係者は「おそらくSLBM発射実験のため、艦橋に発射管1本を取り付けたコレ級潜水艦だろう」と語る。 コレ級潜水艦は1500~2千トン級とされる。発射管を複数搭載するためには、3千トン級以上の潜水艦が必要だ。北朝鮮は2019年に大型潜水艦を公開したが、進水した事実は確認されていない。北朝鮮のSLBMは最大射程が2千~3千キロとされる。関係者の1人は「米本土を攻撃するためには太平洋に進出する必要がある。北朝鮮の潜水艦では無理だろう」と指摘。同時に「水中からミサイルを発射するプラットフォームとして使うのではないか」と語る。 このほか、北朝鮮は9月、長距離巡航ミサイルや極超音速滑空弾などの発射実験も行った。11日に平壌で開幕した国防発展展覧会には、昨年10月の軍事パレードで公開した新型の大陸間弾道弾(ICBM)やSLBMなどを展示した。 自衛隊関係者は「新型兵器の展覧会の目的は普通、国威発揚と海外への売り込みだ。バイヤーがいない展覧会は珍しい」と指摘。米韓関係筋の1人は「制裁や新型コロナウイルスに対する防疫措置の影響で、国家経済発展5カ年計画の遂行が難航している。誇れるものが軍事部門しかない。他の部署を督励する意味があるのだろう」と語る。朝鮮中央通信は、党の活動家や大学の教職員、学生らが参観したと伝えた。 情報関係筋によれば、北朝鮮にはこうした最新兵器を展示する場所が、平壌市竜城区域の国防科学院の敷地内に存在する。最高指導者の視察に備えた施設で、見学できる人間は党の担当書記や軍総参謀長、国防科学院関係者らに限定されていた。北朝鮮自身、最新兵器は機密事項にあたるという認識を持っていたわけで、展覧会の開催は「背に腹は代えられない」事情の表れと言える。
北朝鮮ミサイル発射、透ける焦り 「そこまで余裕ないのか」専門家が驚いた金正恩演説(GLOBE+) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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