
イスラエルで通算15年にわたって政権を維持してきたネタニヤフ首相が退陣が濃厚な状況へと追い込まれた。パレスチナへの強硬姿勢を貫いたネタニヤフ政権下で、中東和平は停滞してきた。今後の政権交代が地域の情勢にどう影響を及ぼすのか。国際社会が注視している。(エルサレム=清宮涼、カイロ=北川学、テヘラン=飯島健太)
ネタニヤフ氏が最初に首相を務めたのは1996~99年。それまでのイスラエルはパレスチナの自治の枠組みを決めたオスロ合意(93年)に署名、自治区西岸地区から軍を撤退させるなど、中東和平を前進させようという動きがあった。
だが、パレスチナの一部勢力からイスラエルへの攻撃も続いていたことから、ネタニヤフ氏は和平政策を厳しく批判。就任後は軍の追加撤退を渋るなどし、和平は停滞した。
2度目に就任した2009年からは政権の座を守った。なりふり構わずイスラエルの安全保障を重視し、保守層を中心に根強い支持を集めてきた。
特に「脅威」として敵対を続…
極右も左派も「反ネタニヤフ」 新政権に期待とあきらめ - 朝日新聞デジタル
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