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中国で箱を開けるまで中身が分からない玩具「ブラインド・ボックス」がブームになっている。動物が入った「ブラインド・ボックス」も登場したが、宅配車両の中で死んでいるケースもあり、動物保護団体などから怒りの声が上がっている。
中国の法律では、生きた動物を輸送することは禁止されている。しかし国営メディアは、同国では「ブラインド・ボックス」が非常に人気があると報じている。
中国のオンラインショッピングサイト「淘宝網」などで、箱詰めされたカメやトカゲ、ネズミなどが販売されていると報告されている。
四川省成都市の動物保護センターは3日、生後3カ月未満の猫や犬160匹を乗せた宅配業者のトラックを発見した。死んでいたのも多かったという。
これを受け、「ブラインド・ボックス」人気や動物のオンライン購入に関する対策を求める声が上がっている。

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「猫や犬の悲鳴」
成都市の動物保護センターは、トラックの天井まで箱が積み上げられた様子の映像を、中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボ)」に投稿した。
「荷台には猫や子犬の悲鳴があふれている」と同団体は書いた。
ボランティアは夜通し動物たちに付き添い、えさや水を与え、健康状態に問題がないか調べた。
宅配業者のZTOは四川省での配送責任者を停職処分にし、年間業績ボーナスを減額したと発表した。人民日報オンラインによると、同社は中国の郵便規則違反を認め、謝罪した。また、安全な輸送と動物保護に関する社内トレーニングを始めたとした。

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この出来事を受け、ソーシャルメディア上ではブラインド・ボックスやオンラインでの動物の購入をボイコットするよう求める声が上がった。「ペット・ブラインド・ボックス」という言葉はウェイボで何百万回も使われた。
国営の新華社通信は、ペットの「ブラインド・ボックス」は「生命への冒とく」であり、宅配業者やEコマース(電子商取引)プラットフォームは「自己点検と自己修正を強化しなければならない」とした。
また、購入者と販売者に「命に対してもっと思いやりと敬意」を払うよう求めた。
生きた動物を箱に詰めて売買、配送中に死亡も 中国で批判噴出 - BBCニュース
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