[シドニー/ウェリントン 18日 ロイター] - 15日に海底火山の大規模噴火が起きた南太平洋の島国トンガの被害状況が徐々に明らかになっている。18日には、本島であるトンガタプ島の西岸や離島が深刻な津波被害を受けたことが分かった。
だが、大量の火山灰で空港が使えない上、海底ケーブルが損傷して通信が依然途絶えており、国際社会による救援活動は進んでいない。
ニュージーランド高等弁務官事務所は、本島全体が厚い火山灰で覆われており、多くのリゾート施設がある本島西岸沿いと首都ヌクアロファの沿岸部でも被害が確認されたと明らかにした。その上で、小さな離島との通信回復に優先的に取り組んでいるとした。
現地ではインターネットや電話の回線がほぼ不通となり、一部地域は孤立状態にある。
今回の噴火被害の死傷者に関する正式な発表はまだない。
オーストラリアのセセルジャ太平洋担当相は、トンガ政府は深刻な津波被害を受けた離島の住民の避難を計画していると説明。トンガへの支援物資の供給が現在の優先課題だが、空港にまだ大量の火山灰が積もっていることがそれを困難にしていると語った。その上で、19日までには空港が使えるようになる見通しだとした。
トンガ火山噴火、津波被害明らかに 降灰で空港使えず救援難航 - ロイター (Reuters Japan)
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