2021年12月21日22時48分
【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は21日、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大を批判した上で、「欧米が明らかに敵対的な路線を続けるのであれば、われわれは相応の軍事的対抗措置を取り、非友好的な行動には厳しく対応する」と警告した。国防関係の会合で語った。
ウクライナとの国境付近のロシア軍集結情報をめぐり情勢が緊迫する中、プーチン氏は「現在の欧州で起きている緊張は彼らのせいだ」と欧米を非難。「いわゆる冷戦に勝利したことによる陶酔感と状況に対する間違った評価、起こり得る状況に対する誤った分析が原因だ」と断じた。
プーチン氏は、米国やNATOのミサイルシステムがウクライナに配備されれば「(到達時間は)モスクワまでは7~10分、極超音速兵器なら5分だ」と述べ、「われわれにとって重大な挑戦だ」と指摘。NATO不拡大の「法的な保証」が必要だと改めて強調した。「米国は何らかの理由を付けて、関心がなくなった国際条約から簡単に脱退している」と根強い不信感もあらわにした。 ![]()
敵対路線には「軍事的措置」 ロシア大統領、欧米に警告 - 時事通信ニュース
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