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Thursday, November 11, 2021

「もしガスの流れ止めたらどうなる」ベラルーシ大統領、欧州向けパイプライン遮断を警告 - 読売新聞オンライン

 【モスクワ=田村雄】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は11日、ポーランドとの国境地帯に移民が殺到している問題に関して、欧州連合(EU)がベラルーシに追加制裁を科せば、欧州向けの天然ガスパイプラインを遮断すると警告した。

 ベラルーシ国営通信によると、ルカシェンコ氏は閣僚らとの会合で「もし我々がガスの流れを止めたらどうなるだろう。関係国の指導者は、発言する前によく考えた方がよい」などと述べた。欧州で天然ガスの供給不足が懸念されていることを踏まえ、EUをけん制したものだ。

 ベラルーシ国内に敷設されているパイプラインは、ロシア産の天然ガスをポーランドやドイツに運んでいる。遮断するにはロシアの同意が必要とみられる。

 タス通信によると、ルカシェンコ氏は11日、プーチン露大統領と電話会談した。両氏は9日にも会談している。プーチン氏は11日、ドイツのメルケル首相とも2日連続で電話会談した。

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