中国の王毅（おう・き）国務委員兼外相は４日に開かれた東アジアサミット（ＥＡＳ）外相会議で、日米が新疆ウイグル自治区や香港の問題で中国を批判したとして、内政干渉に当たると非難した。中国外務省が発表した。
王氏は「（日米は同会議で）中国内部のことに口出ししてデマを飛ばし、国家主権の平等という原則を破壊した」と指摘。新疆の生活水準は向上し、香港でも社会の安定が戻ったと述べ、中国の政策を正当化した。
ＥＡＳは日米中韓や東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）加盟国などが参加する枠組み。王氏は米国を念頭に「偽の多国間主義」を警戒するべきだとも述べ、あくまでもＡＳＥＡＮが主役となって地域の協力を進めるべきだと強調した。
茂木敏充外相は同会議で新疆や香港の人権状況に「深刻な懸念」を表明したと記者団に語っていた。（共同）
中国、新疆問題で日米非難、東アジアサミット - 産経ニュース
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