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Friday, May 7, 2021

WHO シノファーム製ワクチンの緊急使用を承認 欧米以外で初 - 産経ニュース

中国医薬集団傘下の北京生物製品研究所が開発した新型コロナウイルス感染症のワクチン=2020年12月25日、北京(新華社=共同)
中国医薬集団傘下の北京生物製品研究所が開発した新型コロナウイルス感染症のワクチン=2020年12月25日、北京(新華社=共同)

 【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO、本部・ジュネーブ)は7日、中国の製薬大手、中国医薬集団(シノファーム)が開発した新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用を承認した。欧米以外で開発されたワクチンをWHOが承認するのは初めてで、中国製ワクチンの接種が途上国で加速することが予想される。

 ワクチンや治療薬などの承認は各国の保健当局がそれぞれ判断する。しかし、自前での臨床試験(治験)や審査が困難な途上国などは、WHOの緊急使用許可を参考に判断する。

 WHOの緊急使用許可を受け、ワクチンを共同購入して途上国などに分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」でも接種を進めることが可能になる。WHOのテドロス事務局長は7日、シノファーム製ワクチンの緊急使用承認により、COVAXを通して提供可能なワクチンが拡充されると強調した。

 ロイター通信などによると、WHOはシノファーム製ワクチンについて、18歳以上の成人に3~4週間の間隔を空けて2回接種することを推奨。同ワクチンの有効性を79%とし、「保存が容易で(保管設備に乏しい)環境に非常に適している」としている。

 WHOはこれまで、英製薬大手アストラゼネカ、米製薬大手ファイザー、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などの緊急使用を承認した。中国の製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)のワクチンについても近く、承認の可否を判断する見通し。

 中国は既に東欧や中東諸国などにワクチンを輸出しているが、WHOの許可を得たことで自国製品を途上国に配布する「ワクチン外交」を活発化させる可能性がある。

 WHOの上級顧問、アイルワード氏は7日、「シノファームは(COVAXを通して)大規模な支援を提供しようとしている」との見解を示した。

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